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トマト嫌いさんにおすすめ!おいしく食べられる《トマト煮込み》のポイント

子どもの嫌いな食べ物でトップクラスに名前があがるのが「トマト」。食べることが大好きなわが家の娘(5歳)もトマトだけは苦手意識があります。トマトの酸味と、ぐにょっとした食感もイヤなのだそう。とはいえ栄養価も高いし料理の彩りアップにもなるトマト。なんとか食べてもらいたい……! そこでたどり着いたのが「トマト煮込み」です。
生のトマトが苦手な娘が今では大好物! と言うほどお気に入りメニューになりました。今回はトマト嫌いさんにぜひお試しいただきたい、苦手克服トマト煮込みのコツやポイントをご紹介します。

トマト煮がおすすめなワケ

トマトは加熱をすることで甘みが引き出され、酸味もやわらぎます。煮込んでしまうので生トマト特有のぐにゃっとした食感(ゼリー状の種の部分)も気になりません。トマトの酸味や食感が苦手……という方はしっかりと加熱調理するトマト煮やトマトソースなら格段に食べやすくなりますよ。

トマト煮は肉や魚、野菜などさまざまな食材を一緒に調理することができるので栄養バランスがアップするのも嬉しいポイントですね。また、トマトのうま味成分「グルタミン酸」は肉や魚のうま味成分「イノシン酸」と合わせると相乗効果でうま味が飛躍的に強くなります。一緒に煮込めばうま味が増してさらにおいしく、食べやすくなりますよ。

作り方のコツやポイントを伝授!

トマト煮を作るときは「カットトマト」を使うと手軽です。ホールトマトは潰す手間があるのと、カットトマトなら必要な分だけ取り出して使えるのでおすすめ。缶詰やパックで売られているので常備しておくと便利ですね。そして大切なのが調味料や食材の選び方と調理のコツ。トマト嫌いさんによりおいしく食べてもらうために意識したいポイントを3つご紹介します。

(1)甘みやうま味をプラスできる食材を使う

先ほど「トマトと肉や魚を一緒に煮込むとうま味がアップする」とご紹介しましたが、他にもトマト煮と好相性の食材があります。例えば甘みをプラスできる食材。玉ねぎ、にんじん、大根、かぼちゃ、さつま芋などは加熱をすることで甘みが引き出されるので、具材として使えばトマトの酸味を緩和してくれます。

うま味をプラスするのにおすすめなのはきのこです。しめじ、えのき、まいたけなどきのこはうま味が豊富な食材なので、よりうま味たっぷりのトマト煮になりますよ。

(2)調味料を活用する

トマトは加熱すると酸味が和らぐもののそれだけではまだ酸っぱさを感じますので、調味料をうまく活用しましょう。おすすめは【トマト+砂糖+しょうゆ】で煮込むこと。砂糖のまろやかな甘みを足すことで酸味が緩和され、子どもも慣れ親しんだ和の調味料(しょうゆ)で適度な塩味と風味もよくなり食べやすい味わいになります。洋風にするなら【トマト+砂糖+コンソメ】もいいですね。

いずれにせよ、トマト嫌いのお子さんにはまずは砂糖をきもち多めにしてあげるのがポイント。「トマト=酸っぱい!」の潜在意識を取りのぞいてあげるだけで、抵抗なく食べてくれることもありますよ。

(3)香りやコクをアップさせる

食べる意欲を引き出すには「嗅覚」を刺激するのもコツです。例えばトマト煮を作るとき、すぐに鍋で材料を煮込んでしまうのはちょっともったいない作り方。まず油(オリーブオイルなど)とにんにくをじっくりと加熱して香り出しをする→肉や野菜など具材を炒める→トマトで煮込む、とすれば、にんにくの香りや炒めた具材の香ばしい風味が料理全体に広がり、食欲を刺激することができます。

また、仕上げにピザ用チーズをかけてとろりと温めてあげると、チーズのまろやかなコクでトマトが食べやすくなりますよ。粉チーズをふったり、生クリームや牛乳、バターを少量加えたりするのもコクのアップにおすすめです。

まとめ

好き嫌いの克服には、成功体験の積み重ねがとても大切です。生のトマトが苦手!というお子さんもトマト煮込みが食べられれば「嫌いなトマトが食べられた!」と自信になりますし、「トマトっておいしいんだ」とイメージできることで少しずつ苦手意識が和らいでいきますよ。トマト嫌いなお子さんこそ、トマト煮込みを♪ぜひ試してみてくださいね。

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