毎日育児、家事、仕事と忙しい日々を送るなかでも、子どもたちの成長のために食事内容や食育を意識されている親御さんは多いかと思います。しかし、「野菜をなかなか食べてくれなかったり、好き嫌いが多かったりと思うようにいかない」「共働きで惣菜や外食に頼ってしまう」など、お子さんの食事や栄養の過不足に関して悩み、不安は尽きませんよね。そこでこのコラムでは、今の子どもたちの食環境から、成長期の食事の大切さや必要な栄養素、忙しい親御さんでもできる食事の工夫について、ご説明していきます。

現代の子どもたちの食環境について

現代を生きる子どもたちの周りでは、食の欧米化や野菜の栄養価低下、共働きによる中食(購入した食品を自宅で食べること)、こ食問題、朝食欠食、栄養素の偏りなどさまざまな食環境、食生活の変化と悪化が問題になっています。

そのなかで大切なことは、まずはそういった環境に子どもたちがいることを理解し、正しい知識を取り入れていくこと、日常のなかで子ども達の健全な発育のために継続できる食を実施していくことです。

成長期における食事の大切さ

成長期の子どもたちにとって、食事は骨や筋肉などの成長、脳機能や心身の発達に非常に重要なものとなってきます。
こういった成長や機能の発達は思春期以降、維持に働き、そして緩やかに低下していきます。

画像引用：習い事（運動）をするにあたってのちょっと豆知識 | HOS ジュニアポータルサイト (hos-junior.com)
参考論文：発育発達とScammonの発育曲線 (jst.go.jp)

そのため、成長に必要なエネルギーと栄養素を充分に摂る、成長期の間に好き嫌いなくバランスの良い食事を心がける、欠食をしない、よく噛んで食べるといった良い食生活、食習慣の基盤を確率することは、生涯にわたる子どもたちの健康の上で非常に重要となってきます。

成長のために必要な栄養素

特に成長期の子供たちに必要な栄養素、及び不足しがちな栄養素は下記です。

たんぱく質

筋肉や血液、肌、髪など身体をつくる材料となります。
たんぱく質は糖質や脂質と異なり、体内で蓄えることができず、また一回あたりの吸収量　にも上限があるため、毎日、三食(＋間食など)と分けて取り入れることが重要です。

肉類、魚介類、卵、納豆や豆腐などの大豆製品、乳製品などに多く含まれています。

鉄

赤血球をつくるヘモグロビンの構成成分で酸素の運搬に必要です。免疫力を高めたり、脳の発達に関わっていたり、不足すると貧血などの症状が現れます。
成長に伴い血液量が増えることから、日々の食事から積極的に取り入れる必要があります。

赤身肉やレバー、青魚、ほうれん草や小松菜、枝豆などさまざまな食品に含まれています。
たんぱく質と同じく一回あたりの吸収量や、食品による吸収率が異なるため、さまざまな食品から分けて摂取することが大切です。

カルシウム

骨や歯の形成に関わり、骨の構成成分の約60％を占めています。
カルシウムが不足すると発育障害が生じる可能性がある他、将来の骨粗しょう症リスクが増加します。

カルシウムは小魚や甲殻類などの魚介類、海藻類、乳製品、種実類、豆類、野菜類に多く含まれます。

ビタミンB群

ビタミンBには8つの種類があり、それらを総称してビタミンB群と呼ばれています。
主に、たんぱく質、糖質、脂質の代謝(身体の材料やエネルギーに変えること)に関わっており、不足すると成長障害や皮膚炎、免疫障害が生じることがあります。
ビタミンB群は水溶性ビタミンのため、体内で利用された後に尿によって排泄されてしまいます。毎日必要量、継続的に摂ることが大切です。

赤身肉やレバー、魚介類、バナナ、さつまいも、穀類などに多く含まれます。

食物繊維

食物繊維は人の体内で消化されない成分で、便秘の予防をはじめとする整腸効果、血糖値の急上昇抑制、血液中のコレステロール濃度低下などの働きがあります。
不足することで便通、排便障害や将来的な生活習慣病、大腸がんなど病気の発症リスク上昇に繋がります。

野菜、雑穀、海藻類、果物、芋類、豆類などに多く含まれています。

忙しい中でもできる、食事の工夫

子どもたちが抱える食事の問題や、成長のために必要な栄養素、食習慣を整える重要性についてはなんとなくわかったけれど、魚や野菜などは出しても食べてくれないし、毎日栄養の過不足を考えて食事を提供できる自身はない……という親御さんもいらっしゃいますよね。

そこでまず大切にしていただきたいのは、子どもたちが三食食べる環境をつくること！
そして、簡単なメニューでも良いので複数の食品を組み合わせること！

例えば、時間がない朝ごはんはご飯やパンの主食だけで終わるのではなく、豆腐や納豆、鮭フレーク、ハムやチーズ、ヨーグルトといったたんぱく質を用意したり、インスタントの味噌汁に増えるワカメを加えたり、ミニトマトやレタスなど包丁なしでも取り入れられる野菜を組み合わせましょう。

料理の時間が取れない、品数を揃えるのが大変な時は、肉や魚などのたんぱく質＋野菜を数種類炒めたり、それに少しとろみをつけてご飯や麺類などにかける一品料理をつくったり……。
間食にナッツや小魚、カルシウムやプロテイン入りの商品を取り入れるのもおすすめです。

これらのように手軽でもできることを探して継続していくことが、お子さんの健康を守る上で重要です。
また何より、食事を用意する保護者の皆様が、笑顔でいられることも大切ですよ。
頑張りすぎない食事づくりのヒントになれば嬉しいです。

安全な食品で子ども達を丈夫に強く育てる「成長戦隊 ノビルンジャー」

一日2粒で成長期の子どもにとって必要な栄養素の約40％が摂れる、マルチサプリメント「成長戦隊ノビルンジャー」。

成長戦隊ノビルンジャーは、子供の成長に必要なカルシウム、ビタミンB群、ビタミンDなどの栄養素、腸内環境を改善する乳酸菌をバランスよく配合したサプリメントで、安全性にもこだわり、厚生労働省が定めた規格基準に適合する栄養機能性食品になっています。
栄養素や安全性だけでなく、お子さんが毎日続けられるようリンゴ味、チョコレート味、ヨーグルト味の三種類の味を用意し、美味しくお菓子感覚で食べることができます。

もちろんこれだけに頼るのはおすすめしませんが、忙しい毎日のなかでサプリメントの力を借りるのは悪いことではありません。
子ども達の健やかな成長のために、できることからはじめていきましょう！

まとめ

今回ご紹介したように、現代を生きる子ども達の周りではさまざまな食環境の変化と食習慣の悪化が問題となっており、成長に不可欠な栄養素の不足が生じています。
特に成長期にはたんぱく質、カルシウム、鉄分、ビタミンB群、食物繊維などの栄養素を意識的に摂ることが大切です。
今回ご紹介した工夫を参考に、ときにはサプリメントを活用しながら、お子さんの健やかな健康のため三食バランスのいい食事を増やしていきましょう！