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管理栄養士との連携で可能に!従業員のモチベーションと生産性が向上する健康経営

近年、働き方改革に関するさまざまな政策が打ち出され、企業ごとの健康経営のあり方が注目されるようになってきました。従業員の身体的、精神的な健康を守ることは企業の安定成長にも繋がり持続可能なビジネスの成功において欠かせないものとなりつつあります。今回は栄養のスペシャリストである管理栄養士と連携しどのように健康経営を成功させていくかについてお話ししたいと思います。

現役世代の食事摂取状況

1日3回のバランスの取れた食事、特に朝食を摂ることによる生産性の向上は科学的にも照明されている事実です。
しかしながら最新の調査では日本人のおよそ10人に1人が朝食を抜いていることが判明しています。
また、軽食(エネルギーバーやエナジードリンク)のみを含めるとその数は更に増え、8人に1人程度が十分な量の朝食を摂っていないことがわかっています。

欠食率は男女共に働き盛りの世代が最も高く、年齢が若くなるにつれ、その割合は増えてきています

忙しい、料理が苦手、そもそも食べる習慣がない等朝食をとらない理由は様々かと思いますが、会社内で時間帯に合わせていつでもバランスの整った食事が摂れる環境があれば従業員の健康維持はもちろん、パフォーマンス向上も十分に期待できるのではないでしょうか。
そのような環境づくりには管理栄養士の存在が欠かせません。

参考:令和元年国民健康 栄養調査報告書

管理栄養士介入において期待できる効果とは

管理栄養士は食と栄養のスペシャリストです。
食に関する知見やいままでの経験をもとに、従業員の健康を複合的にサポートすることが可能です。

社員食堂の運営を管理栄養士がサポート

管理栄養士はそれぞれの企業で働く従業員に適した栄養バランスを計算し、過不足なく栄養がとれる食事を考案し提供することができます

例えば、社内に社員食堂がある環境であれば、社員が出社するタイミングに合わせて営業を開始し、朝食の提供を開始することが可能です。
食堂などがない場合でも日持ちのする惣菜(タンパク質)やパン(炭水化物)などを誰もが使える冷蔵庫等に常備しておき、社員は必要に応じてどんな時間でもそれらを利用出来るような環境を設けておくと、欠食率は改善すると予測されます。
また社員が個々人で選ぶよりも、管理栄養士がつくるバランスのとれた食事はエネルギー補給や栄養素の摂取をサポートし、体調不良や病気のリスクを軽減します。

健康な身体は従業員のパフォーマンス向上やモチベーション維持に直結することが最新の研究で判明しています。
さらに、いつでも暖かい食事が提供されるという環境は従業員に安心感を与えてくれます。
暖かくバランスの摂れた食事がいつでも利用できる環境は従業員にとって安定感と満足感をもたらします。
健康な食事へのアクセスが容易であることは、従業員のストレス軽減や働きやすさに繋がります。その結果、従業員は安心感を持ち、仕事に集中できるようになります。

参考:経済産業省 健康経営レポート

管理栄養士に食生活を相談する

また身近に食のスペシャリストである管理栄養士がいるということは、自分の食事を振り返ったり健康増進を意識したりする、良いきっかけになります

社内の食堂を利用しなかったとしても、管理栄養士に普段の食事内容を相談することによりスーパーやコンビニでの食事の選び方について役立つ情報を得ることができます。
食事メニューの提案だけでなく、食品ラベルの見方などについてもアドバイスが貰えるため、職場を離れている場合でも自分自身で健康に適した食事を選ぶ知識が身に付きます。
また、管理栄養士であれば従業員個人のニーズ、減塩や減量、低糖質など多種多様な要望に沿った選び方の提案や健康診断の結果に基づいた食事の摂り方についてのアドバイスも可能となります。

管理栄養士のアドバイスを受けることにより、従業員の食事環境がより健康的でバランスの摂れたものに変わり、その結果健康状態やパフォーマンスの向上に繋がっていくことが期待できます

まとめ

毎日食べる食事に関する習慣を変えるには相当な時間が必要になります。
しかしながらその食事を改善することによるパフォーマンスの向上が与える利益は計り知れないものがあります。
企業の安定した成長や従業員のモチベーション維持のためにも、なんでも相談できて頼れる管理栄養士の存在は必要不可欠になるのではないでしょうか。

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