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人気番組「水ダウ」で話題!?天下一品の看板メニューを徹底比較

TBSの大人気番組「水曜日のダウンタウン」11/29放送回にて『天下一品に来た客が「こってり」頼むか「あっさり」頼むかギャンブル』の企画が今話題を呼んでいる。
今回は水曜日のダウンタウンのこの企画にちなみ、『天下一品看板メニュー「こってり」と「あっさり」どちらが健康的か』栄養素の観点から徹底比較していきたいと思う。

数々の検証企画で話題を呼ぶ「水曜日のダウンタウン」

水曜日のダウンタウンは、

芸能人・有名人たちが自分だけが信じる“説”を独自の目線と切り口でプレゼン
その“説”についてVTRで…またはスタジオメンバーとのトークで…検証を行っていく番組

引用元:水曜日のダウンタウンホームページ

本コラムの発想元 天下一品「こってり」or「あっさり」ギャンブルとは

今回の企画内容は、天下一品が提供する5つの味のラーメンメニューから、お客さんが注文するラーメンを予想し、チップをベットする新感覚のチップゲームだ。
チップは50枚からスタートし、撮影店舗(中野店)の過去1カ月間の注文割合を参考に倍率(オッズ)が異なり、最大で×1000倍までのオッズがある。ゲームの挑戦者はお笑い芸人の酒井(ザ・マミィ)、山添寛(相席スタート)、根建太一(囲碁将棋)、ディーラーは長谷川忍(シソンヌ)が務めた。勝敗はゲーム終了後のチップ数で決まり、1番多い人が優勝となり、賞品は同店商品「家麺」30日分。負けた人は撮影協力をしてくれたお客さんの会計を全額負担とハイリスクなギャンブルゲームを開催。「天下一品」=こってりラーメンの印象が強いが、ギャンブルの結果は…

参考元:水曜日のダウンタウン#357

そこで、今回は話題の水曜日のダウンタウンの企画にちなみ、『天下一品看板メニュー「こってり」と「あっさり」どちらが健康的か』栄養素で徹底比較していきたいと思う。

 

天下一品5種類のスープをおさらい

こってり

中野店では70%の注文率もある、まさに天下一品の看板メニューである。
昭和46年に創業者 木村勉が屋台からはじめ、3年半以上もの試行錯誤の末、完成させた多くの人を魅了するこのスープは、鶏ガラと十数種類の野菜でできている。
こってりとしているが、しつこくなく味わい深いスープが最大の魅力だ。

あっさり

圧倒的なこってりの注文率ではあるが、それに次ぐスープとして広く知られているのが、この「あっさり」である。
鶏ガラや野菜などを煮込んでつくられる透明感とコクのあるスープ。
天下一品の一品なだけあり、通常のラーメン屋のあっさりとは違い、コクと旨味が業種された一品だ。

屋台の味

その名の通り昭和48年創業者 木村勉が屋台を引き始めた当時の味を再現している。
こってりの前身ともいえるスープではあるが、2大巨塔のこってりとあっさりの両方を感じる中間の味が堪らないスープに仕上がっており、通称「こっさり」とも呼ばれている。

こってりMAX

「こってりMAX」は、通常のよりもさらに鶏ガラと野菜の旨味が凝縮された、こってり濃厚な味わいが特徴だ。
また、スープと麺の絡まりも抜群で、麺がなくなる頃にはスープも残らないほどの濃厚さで、こってりラーメンが好きな人におすすめの一品となっている。

味噌

中野店では1%未満の注文率で、1日の営業で全く注文が入らないこともあるという味噌だが、今巷ではテレビにともなって話題になっている一品だ。
天下一品こだわりのスープに北海道の赤味噌、愛知の豆味噌をブレンドして作られた味噌スープ、天下一品得意のこってりと味噌のうまみ両立し、極上な味わいをだす天下一品ならではのメニューとなっている。

参考元:天下一品ホームページ – 天下一品のこだわり

 

看板メニュー「こってり」と「あっさり」の栄養素を徹底比較

日本人一般女性30~49歳が一日に必要な各栄養層の目量は、エネルギー2,050Kcal、タンパク質50g、脂質20~30g、炭水化物50~65g、食物相当量6.5g未満。これに比べ天下一品の定番ラーメン一杯で摂取できる栄養素量を調べ、それぞれの比較し、「こってり」「あっさり」の栄養素観点での優劣をつけていこうと思う。

参考元:厚生労働省 – 日本人の食事摂取基準

こってり

こってりの栄養成分は日本人一般女性30~49歳の必要(目標)量に対して、カロリーは949Kcalと約50%、タンパク質は37.5gと約80%、脂質は66.2gと200~300%、炭水化物は53.6gと100%、食物相当量は6.4gと100%である。脂質は一日の必要量の2~3倍と多く、タンパク質・炭水化物・食物相当量は約一日分と、一杯で相当な摂取量があることが伺える。

参考元:天下一品 – 栄養成分・アレルギー情報

あっさり

あっさりの栄養成分は日本人一般女性30~49歳の必要(目標)量に対して、カロリーは490Kcalと約25%、タンパク質20.8gと約20%、脂質は19.6gと約65~100%、炭水化物は57.6gと約100%、食物相当量は8.4gと130%である。食物相当量は一日の必要量を超え、脂質・炭水化物・は約一日分と、一杯で相当な摂取量があることが伺える。

参考元:天下一品 – 栄養成分・アレルギー情報

「こってり」「あっさり」を比較

看板人気メニュー「こってり」ラーメンは、一杯で脂質の摂取率が最も高く、目標摂取量をはるかに上回る結果となったのに対し、「あっさり」ラーメンでは、65~100%と「こってり」より断然低い結果となった。逆に食物相当量は「こってり」に比べ、「あっさり」の方が摂取率が高いことがわかった。

その他項目においても、互いに競り合う形となっており、栄養素の観点から「こってり」と「あっさり」の勝負は甲乙つけがたい結果だったこと言えるだろう。

まとめ

今回は人気テレビ番組「水曜日のダウンタウン」で話題のラーメン店、天下一品の定番メニュー「こってり」と「あっさり」を栄養素観点から比較してきたがいかがだっただろうか。
天下一品のラーメンに関わらず、多くのラーメンには炭水化物や脂質などの栄養素が非常に多く含まれている一方で、野菜からとれる栄養素のビタミンなどが少なく、栄養素に偏りがある。
しかしながら、ラーメンのスープの大半は動物由来のだしを使用することから、運動時の疲労回復やリラックスに効果があるとされている必須アミノ酸や鉄分などを多く摂取することができる。
健康面での食事でいえばラーメンは大量摂取に不向きではあるが、「おいしい」と感じることは人間に備わった快感を感じる機能であり、その機能を刺激することは良いことであり、息苦しい生活や日々のストレスに、たまには背を向けておいしいラーメンを食べて心の健康を保ち、リラックスすることは大切ではないだろうか。

参考元:東京大学 – 必須アミノ酸の摂取は動物の個体成長には必ずしも必須ではない

 

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