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コラム

移住は転”食” 〜えいようJoinの管理栄養士チームが地域の”食”を訪ねる〜≪高崎市編≫②

県庁所在地である前橋市を凌ぎ、群馬県最大の人口を誇る高崎市。県内でも有数の商業都市として栄えているほか、食に関しても魅力たっぷりの素敵な街です。高崎市は移住定住促進事業にも力を入れており、その一環としてえいようJoinの管理栄養士が高崎市ならではの「食」を調査してきたので、その実態をお伝えしていきます!

愛が沢山詰まった街で地域の食を学んできました~管理栄養士 渡辺愛理~

群馬県高崎市にえいようJoin所属管理栄養士3名で訪問し、1泊2日高崎市の魅力について、学び、体感し、味わってきました。
今回、参加したのは、私自身がもっともっと高崎市の魅力について学び、移住する方へ参考となるような、街の良さを発信していきたいと思ったからです。

今回は、温活料理研究家である私が高崎市の良さをお伝えしていきます。

「道の駅」の食材を使ったレシピ考案!

高崎市に到着し、はじめに向かったのは、高崎駅より車で1時間弱ほどの場所にある「道の駅くらぶち小栗の里」。

道の駅 くらぶち小栗の里

1階はたくさんの食材が売られていたり、展示室があったり、食堂で高崎名物を食べることもできます。

道の駅には、高崎市の新鮮なお野菜や卵、調味料、お米などが販売されており、ここにあるものだけで、バランスの良い料理が出来上がってしまいます。
2階には、調理ができる調理実習室も。実際に、私たちもここで売られているものでレシピ考案しました。

料理

まずたらの芽・大和芋・ネギ・カリカリ梅・ふきのとう・米粉・卵・ゆず味噌を使って、春野菜の天ぷらの盛り合わせに。天ぷらは、塩ではなく、ふき味噌をつけていただきます。
米粉を使うことでパリッと感を引き出すことができ、小麦アレルギーの方にも応用できます。

また、大和芋は根菜類に含まれるため、身体を温める作用もあります。
ネギは血液を巡らせる効能もあるため、温活におすすめの食材です。

メインは高崎名物おきりこみ。お昼に、ここの食堂でいただいたおきりこみをアレンジしました。たっぷりの野菜をトマトジュースで煮込みました。
味付けは、トマトジュースと食塩のみ。
優しい味わいで、体に優しい1品に。化学調味料を使わなくても美味しいものはできる、そんなことが伝わったのではないかと思います。

デザートには梅酒のパックを利用して、梅ゼリーを。食べてみるとかなりアルコールがきつかったので、アルコールを少し飛ばすか、薄めることが必要だったという反省点も。
でも、美味しく出来上がりました!

道の駅 くらぶち小栗の里道の駅 くらぶち小栗の里 
〒370-3402
群馬県高崎市倉渕町三ノ倉296-1
027-384-8282
毎月第2木曜日 12月31日~1月3日
店舗情報

生産者に会う!~金井農園~

2日目の午後、いちご農家をされている金井農園様に伺い、お話を聞かせていただきました。

管理栄養士

いちご狩りのいちごと言うと、土の上になっているイメージだったのですが、ハウスを見せていただくと、立ったまま刈り取ることができる高さの、「高設栽培」が行われていました。

ここでは、17種類のいちごを育てられており、特におすすめなのは、「やよいひめ」や「さちのか」だそう。果肉がしっかりしていながらも、甘みと酸味のバランスがとられていました。

また、道筋の間隔も、ベビーカーや車椅子の方でも通れるような広さで設計されており、いろいろな方に優しく、楽しめる設計にされていると思いました。中には、福祉施設などから、「いちご狩りに行きたいのですが、対応可能ですか?」とのお問い合わせをいただくこともあるそう。さまざまな方が楽しめるのは良いですよね。

いちご

いちご狩りのシーズンは1月〜5月の間。6月になると一度苗はすべて刈り取り、次季に向けて土を休ませたり、良い状態に作っていく作業をしたりするのだとか。
一度全部リセットするというところに驚きました。

金井農園様のこだわりをお伺いすると、「数値で測れば甘みとかはわかるけど、それ以上の旨みを引き出すいちごができるようになること」とのこと。
実際に試食をさせていただき、確かに他のいちごに比べて甘みが強く旨みが伝わってくるけど、しつこくない旨みだと感じました。

また、いちごはビタミンCが豊富なので、美肌効果など女性に嬉しい効果もあります。
春の季節は、ぜひ美味しいいちごを食べたいですね。

いちご狩りだけでなく、店舗で美味しいいちご製品が味わえるのも特徴。
金井農園さんの店舗で購入して食べられる「いちご大福」は、ハウスで育てられたいちごがまるまる使われている大福です。

いちご大福

季節によって大福に使われるいちごの品種を変えているそうで、私たちが訪問した日は、とちおとめのいちご大福でした。また、製造も店舗で行われているとのこと。大福のもちのみ仕入れて、包むところは手作業で行っているそうです。

愛情が込められているいちご大福は、もちが柔らかくすっきりとした甘みで食べやすく、甘すぎない味わいでした。

いちご

金井いちご園
〒370-0085
群馬県高崎市我峰町279

 

 

地域の食探訪!

この高崎市滞在中に、有名どころの食べ物をたくさん食べ尽くしてきました。
その中から3つを厳選してご紹介していきます。

道の駅 くらぶち小栗の里

高崎市に到着し、一番初めに食べたのはこちらのカレー。

カレーライス

トッピングに鶏肉が1切れ乗っているものの、カレー自体には、一切肉類不使用だとか。
刻んだ生姜も入れられており、温活にも持ってこいのカレーです。トマトの甘みが伝わる深い味わいでした。

食堂で働く、実際にこのカレーを開発した方にお話を伺うこともできて、さらに貴重な経験をさせていただきました。

tanpopo

朝一番、オープンと同時に訪れた、tanpopo様。

牧場牛から絞られた牛乳で作られたアイス。
絞りたての牛乳で作られているため、とても濃厚で、深い味わいでした。

アイスクリーム

アイスだけでなく、飲むヨーグルトやチーズなどもあり、こちらは食べませんでしたが美味しそうでした。アイスもこだわりのフレーバーがたくさんあり、迷ってしまうほど。

店舗販売だけでなく、配送なども行っているみたいなので、気になる方はぜひ一度のぞいてみてください。

ジェラートみるく工房タンポポ 長坂牧場内工場・直営ショップ
〒370-0868
群馬県髙崎市鼻高町1380
027-310-3011

店舗情報

陽気軒

お昼に食べた陽気軒のジャンボ餃子は、本当に大きかったです。

ジャンボ餃子

見た目はボリュームがありそうですが、食べてみるとあっさり、さっぱりしていて、意外と食べられてしまうサイズ。
種にはキャベツが多めに使用されているので、あまり肉々しくなく、さっぱりしていました。皮は若干厚めで、もちもち食感が楽しめます。

陽気軒陽気軒
〒370-2134
群馬県高崎市吉井町塩川37-4
027-387-7082

 

お土産で買ってきた逸品!

高崎市の特産物のひとつが梅。私が高崎市のお土産が集う「高崎じまん」で購入したのは、そんな梅を使用したタルタルソースです。

梅タルタルソース

タルタルソースには酸味のあるカリカリとした梅が入っており、さらにエゴマが入っていることで、つぶつぶした食感も楽しむことができます。
普段、エゴマを食べる機会がないのですが、このような形であれば手軽に食べることができますよね。

そこで、この梅タルタルソースで作ってみた料理をご紹介します!
私が作った料理は、菜の花の梅タルタルソース和え。

菜の花の梅タルタルソース和え

春が旬の食材、菜の花に、梅タルタルソースをあえていただきました。
すっきりとした酸味が程よい感じで、しつこくなくさっぱりとした味わいでした。
菜の花の水分をしっかり切らないと水っぽくなってしまうので、そこは注意が必要です。

梅タルタルソース大利根漬
〒370-3334
群馬県高崎市本郷町150-1
027-343-6007

 

 

おわりに

今回、初めて訪れた高崎市。
自然がいっぱいで空気が澄み渡り、とても美味しい食材があることを、旅を通して改めて実感しました。

そして、何より人が皆さん優しい。見ず知らずの土地から来た私たちを快く歓迎してくれ、高崎市のことについて、いろいろとお話ししてくださいました。小さいお子様がいる方などは、特に住みやすい場所ではないかと思いました。

私自身も、また観光で訪れたいです。

 

管理栄養士プロフィール

渡辺愛理

管理栄養士/温活料理研究家
渡辺 愛理

料理教室講師・コラム執筆・レシピ開発など幅広く活動中。自身が冷え性に悩んできたことから温活について活動するようになる。その後、Webライターとしても活動を始める。現在は、温活の講座のほか、管理栄養士・栄養士でWebライターを目指す方向け講座も主宰している。

渡辺愛理さんのInstagramはこちら

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