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インナービューティーとは? 内面美容の意味と実践方法

「インナービューティー」という言葉を耳にしたことはありませんか? 肌の調子を整えるために自分に合った基礎化粧品を揃えたり、エステに通ったりすることは大切ですが、身体の内側から変える努力をすることも重要になってきます。今回は身体の外側ではなく、内側からの美容を追求する「インナービューティー」について、現役管理栄養士が食事の面から解説していきます。

インナービューティーとは?

「インナービューティー」とは、外側の見た目だけにこだわったファッション、メイク、ダイエットなどではなく、身体の内側、つまり内臓やメンタル面の調子を整えて、身体の中から美しくなることを目指す美容法のことです。
身体の内側の調子が乱れると、肌荒れや、髪・爪がぼろぼろになる、代謝が落ちて痩せにくいなど、身体の外側の変化にも繋がってしまいます。身体の内側が崩れる要因は、偏った食事、ストレス、睡眠不足など多岐にわたります。そこで、内側からの美容法の一つとして、今回は食事のポイントをお伝えしていきます。

インナービューティーの実践方法

インナービューティーの実現には、私たちの身体と心の調和が欠かせません。外見の美しさを追求するだけでなく、内面から輝きを引き出すことが重要なのです。健康的な美しさを手に入れるためには、まずはインナービューティーの実践方法を知ることが大切です。
この章では、その第一歩として食事のポイントを3つご紹介します。

朝食をとることで睡眠の質をアップさせる

質の良い睡眠をとることはインナービューティーへの第一歩です。睡眠不足は自律神経の乱れ、肌のターンオーバーの乱れ等の影響を招きます。

ターンオーバーは成長ホルモンによって促進されます。成長ホルモンは睡眠中に多く分泌されるため、分泌を促すためにも睡眠の確保が重要になり、意外にも、朝食と睡眠は深く関わっているのです。
睡眠にはメラトニンというホルモンが必要です。そのメラトニンは、たんぱく質の一種であるトリプトファンから作られます。トリプトファンからメラトニンが生成されるのは摂取から14~16時間後のため、朝食をとって、一日の活動を行い、ベッドに入るまでの時間と同等くらいです。
このことから、質の良い睡眠をとるためには、朝食から準備が必要です。トリプトファンは主に、乳製品、大豆製品に多く含まれています。朝食にヨーグルトや納豆を追加するなど、一口でも摂る習慣をつけることから始めましょう。

参考:メラトニン | e-ヘルスネット(厚生労働省) (mhlw.go.jp)

身体をつくるバランスの良い食事

身体をつくる材料は、炭水化物、たんぱく質、脂質の三大栄養素と、そこにビタミン、ミネラルが補酵素として働き、身体の代謝を回しています。どれかが偏ると、代謝が崩れ、身体をつくることが難しくなり、その結果、肌や爪、髪などへの栄養分が後回しとなってしまいます。
そこで、毎食バランスよく食べることが重要になってきます。バランスの良い食事とは、主食(米、パン、麺類など)+たんぱく源(肉、魚、卵、大豆製品など)+野菜をそろえることに加え、1日1~2回乳製品、果物をとることで、身体をつくるために必要な栄養素を網羅しやすくなるのです。
また、それらを吸収しやすくするために、よく噛んで、ゆっくり食べることも大切です。ご自身の食事バランス、食べ方を見直し、内側から外側へと向けた栄養を補給してあげましょう。

参考:食事バランスガイド(基本編) | e-ヘルスネット(厚生労働省) (mhlw.go.jp)

水分をとることで身体の隅々まで栄養を巡らせる

 

水分不足では、肌のハリの低下や便秘、身体の先端まで栄養が巡りづらい等の美肌を目指すうえで悪影響が出てきてしまいます。
1日において水分の必要量は体重kg×30ml(50kgであれば1500ml)程度です。
水分摂取の内容は、液体なら何でも良いわけではありません。ノンカフェインで、糖分が含まれていないものがおすすめです。また、一気に飲むのではなく、こまめにとることが、効率よく吸収できるコツですよ。

+αの栄養素でさらなるインナービューティーへ

今回紹介したような食事がインナービューティーの基本となります。それぞれのライフスタイルに合わせて、無理のない範囲で実践していきましょう。
さらなる効果を高めるために、サプリメント、発酵食品、ハーブティーなどを取り入れても良いでしょう。まずは食事を見直し、理想とする身体に向けて内側からケアしていきましょう。

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