えいようJoin

Column

コラム

料理 美容

管理栄養士が教える冷え症対策 ~体を温めるレシピつき~

寒くなってくると体の冷えが気になる方も多いのではないでしょうか?
手足が冷たいと、冷えていると感じることもあるかと思われますが、肩こり、腰痛、頭痛、不眠、太りやすい、肌荒れ、風邪をひきやすいなども、実は、冷えが原因となり引き起こされている可能性があります。さまざまな体調不良を改善するためにも、食卓に体が温まる食材を取り入れて冷え対策をしましょう!

冷え症の原因と対策

冷え症とは気温と関係なく、筋肉量の低下、ストレス、食生活の乱れなど、さまざまな生活習慣から引き起こされますので、日ごろから対策を意識することが大切です。
まずは、すぐに取り組める運動、入浴、食事などの生活習慣を見直してみましょう!

【運動】

運動することで血行が良くなり、全身に酸素と栄養素がいきわたりめぐりがスムーズになり、代謝の促進に繋がります。
ウォーキング、筋トレ、隙間時間のストレッチも効果的ですので、日常生活に組み込んでいきましょう。

【入浴】

ぬるめのお湯にじっくり浸かることで、副交感神経が優位となり、血管が拡がり、血行がよくなります。また、リラックス効果もありますので、シャワーだけで済ますのではなく、毎日お湯に浸かり、体を温める習慣をつけましょう。

【食事】

代謝を上げて体を温めるには、炭水化物(ご飯、パン、麺類など)、脂質(肉、魚、バター、オリーブオイル、ナッツ類など)、たんぱく質(肉、魚、大豆製品、卵など)をバランスよく摂ることが大切です。

体を温める食材・冷やす食材

食材には体を温める食材と冷やす食材があります。体を冷やす食材を避け、反対に体を温める食材を意識的に摂ることでも冷え症改善の効果が期待できます。

体を温める食材

一般的には寒い時期や寒冷地で収穫される食材塩気のあるもの色の濃いもの(オレンジや黄色など)、発酵食品などは体を温める作用が期待できます。

〔例〕
にんじん、かぼちゃ、玉ねぎ、長ねぎ、れんこん、ごぼう、大根、さつまいも、やまいも、じゃがいも、しょうが、にんにく、納豆、チーズ、味噌、唐辛子、こしょう、山椒、黒砂糖、シナモン、ナツメ、紅茶、ほうじ茶 など

体を冷やす食材

一般的には暑い時期、暖かい地方(南国など)で収穫される食材地上で育つものなどは体を冷やす性質のものが多いです。トマトやきゅうり、レタスなど生野菜は、体を冷やしやすいので、蒸したり、茹でたり、加熱して食べるのがおすすめです。また、生姜、こしょう、にんにく、味噌などの体を温める調味料と一緒に調理することで、冷やす性質を弱めることができます。

〔例〕
なす、トマト、きゅうり、レタス、もやし、オレンジ、みかん、キウイ、バナナ、パイナップル、白砂糖、コーヒー、緑茶、ビール など

【レシピ】

今回は冬が旬、寒い地域で収穫される食材を使った体を温めるスープのレシピをご紹介いたします。今回スープに生姜を加えますが、生姜に含まれるショウガオールジンゲロールという成分には体を温める効果が期待できます。普段の料理や飲み物に生姜をちょい足しすることで、日ごろから代謝を高め、体を温めることを意識していきましょう。

生姜の中華風根菜スープ

【材料】4人前
・長ねぎ 1/2本
・生姜 1かけ 
・ベーコン 5枚 
・大根 100g 
・人参 1/2本 
・れんこん(小) 1節 
・ごま油 小さじ1 
・にんにくすりおろし 小さじ1/2
・水 4カップ 
・鶏ガラスープの素 大さじ2
・(a) 水 大さじ2
・(a) 片栗粉 小さじ2

【作り方】
① 長ねぎは小口切りにする。生姜は皮をむいて千切りにする。ベーコンは1cm幅に切る。大根、人参、れんこんは皮つきのまま2~3mm厚さのいちょう切りにする。
② 鍋にごま油小さじ1を中火で熱し、ねぎ、生姜、にんにくすりおろしを加えて炒め、香りが出たらベーコン、大根、人参、れんこんを加えて炒める。
③ ②の野菜に油が絡んだら、水、鶏ガラスープの素を加えて中火で煮込む。
④ 野菜が柔らかくなったら、こしょう、(a)を混ぜ合わせて作った水溶き片栗粉を加え、とろみをつけて出来上がり。

無料資料ダウンロード
無料資料ダウンロード