2020年をプレイバック
未知のウイルスと戦っているうちに、あっという間に過ぎ去っていた2020年。「ステイホーム」が定着したことからダルゴナコーヒーなどを手づくりで楽しむ「おうちカフェ」や「オンライン飲み」、自宅で楽しめる娯楽としてNintendoが発売した「あつ森」や少年漫画「鬼滅の刃」などが大ブームになりました。
ファッションでは、赤系のアイシャドウで泣いたあとのような目元やローズ系のリップで病弱さを演出する「地雷メイク」がトレンドに。仲里依紗さんをはじめ数々の著名人がYouTubeでそのメイクを披露したことでも話題になりました。
そんななかヘアスタイルではフェイスラインに沿ってハイライトを入れる海外セレブ風の「フェイスフレーミング」や前髪だけにハイライトを入れる「ミストバング」がSNSで人気沸騰。 マスクのせいで顔まわりが野暮ったくなりがちだったこともあり、おしゃれにみせたい女子たちはハーフアップですっきりまとめ、産毛風のもみあげをかわいく見せることを意識したオーダーが多くあったようです。
また第3次韓流ブームもあり韓国風「シースルーバング」も人気の勢いが止まりませんでした。
2021年都内美容師がおすすめする厳選スタイル
それでは、来たる2021年はどのようなヘアスタイルが人気になるのでしょうか?流行の発信地「東京」の人気スタイリスト5名がおすすめするヘアスタイルをたっぷりご紹介します。
艶髪でつくる愛されストレート
ミストバングやフェイスフレーミングなど、個性的なカラーやスタイルの人気も目立ちましたがやはり「王道」のスタイルは流行の波に囚われすぎることなく人気です。メイクでもここ最近「艶」がキーとなっていますがそれは髪の毛でも同じ。外国人風で透明感のあるカラーやウェットな質感を残すスタイリングブームも継続するなか、艶は見落とせないポイントです。
鈴木さんおすすめポイント
「髪質改善を得意とする当店では、巻いたりしなくてもそもそもの髪をきれいに魅せる“髪質改善ストレート”が推しです。髪の毛の水分、油分、カラー、トリートメント……いろいろな要素が絶妙なバランスで成り立っているこのスタイルは、一段上の女性になりたい方におすすめです。」このスタイルを紹介してくれたスタイリスト
SENSE beauty salon 鈴木 梨穂さん(トップスタイリスト/スキンケアアドバイザー)
Instagram:@sense.beauty.salon
透けバングショート
顔の印象を左右する前髪は女性にとって大切なパーツの1つ。また、流行も大きく変わるため、いつまでも同じスタイルでいると時代に取り残されてしまうかも……。
薄めバングはここ最近圧倒的人気の前髪スタイルです。「うざバング」など目にかかる程度の長さでボリュームを少なくするアレンジも流行りましたが、2021年は新しい生活様式に必須のマスクを考慮したカットにすることがポイントになりそうです。
松本さんおすすめポイント
「マスクをつけての生活が主流となる中で、どうしても顔まわりが重い印象になってしまうことも増える と思います。ヘアスタイルでのアプローチとして前髪に隙間をつくりサイドに繋がるような流れをつくることで、より明るくスッキリとした印象に導きます。」スタイリングのポイント
「オイルを混ぜたシアバターを毛先中心につけタイトにスタイリング。前髪はつけすぎないよう最後に手に残ったスタイリング剤を馴染ませてみてください。」ぱっつんワイドバング
横幅を広めにとって前髪をつくる「ワイドバング」は2020年上期からじわじわと人気が出ています。なんといっても小顔効果が絶大。薄目や少し長めにして柔らかさをキープするのもよいですが、2021年個性派スタイルを極めたいなら、眉上でぱっつんに整えるとこなれたおしゃれヘアに仕上がります。
平松さんおすすめポイント
「前髪はとても大切な場所。alloyでは個性をだしながら骨格や髪質をみながらいいバランスで調整できます。」ゆらりバング
トレンドをつくる前髪を先に2つ紹介しましたが、長めバング派にはこちらがおすすめ。目尻にちらりとかかる長めの前髪がアンニュイな雰囲気をつくりだします。
平松さんおすすめポイント
「頬骨にかかるながめバング。ゆらりとやわらかさをだしてくれます。骨格や紙質を見て調整することで誰でも似合います。」ソフトウルフ
2020年はひそかにローレイヤーなどレイヤーカットも人気となっていましたが、ウルフカットもレイヤーカットから派生したスタイルの1つ。あいみょんさんや小松奈々さんを連想させるこのウルフカットがいまおしゃれ女子たちの間で話題に。2021年ももちろん見逃せません。
山澄さんおすすめポイント
「カットはフェイスライン(顔まわり)がより一層、表情豊かで明るくなる様にソフトウルフな感じをおすすめします。絶対的小顔効果です。しっかりとカットラインを引いたなかに毛先の束感や動きを出すことでモードな柔らかさとしなやかさを引き出します。カラーはコントラストを出すためにナチュラルベージュのなかへさりげなくインナーカラーを入れると効果的です。」
このスタイルを紹介してくれたスタイリスト
ade omotesandoade atelier(アデ アトリエ)梅ヶ丘
山澄 宣明(ZUMI) さん(ディレクター)
Instagram:@yamazuminobuaki_zumi
ウルフボブ
ade omotesandoが得意とする黒髪ショートの最新進化系。インナーに大注目のダークブルーを入れたスタイルは、つい真似したくなるデザインです。ワンランク上のおしゃれを手に入れるなら流行のよいところだけをミックスしちゃいましょう。