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今話題の美容業界のIRを解説するシリーズ。
先日、ポーラ・オルビスホールディングスの2023年 第3四半期累計実績(1-9月)および通期見通しが公開された。
化粧品の国内シェア第4位であり、高級品のポーラ、通販のオルビスが2大ブランドのポーラ・オルビスホールディングス動向は気になるところです。
今回発表されたIRを3分で読めるかたちでまとめました。
目次
連結で国内・海外ともに増収、大幅増益見通しに変更なし
連結売上高見通しは前期比8.2%
営業利益見通しは前期比27%
経常利益見通しは前期比17.2%
通期計画の業績見直しはななく前期比を上回る予想、不動産事業は前期比を割ってくるようだが連結売上だけで観ると1%ほどなので全体への影響は薄い。
2023年第4四半期以降の戦略
国内事業は新規顧客獲得に向けてエステのWeb広告強化、季節需要を捉えた商品の体験キャンペーンを展開し店頭への送客を図るそう。
特に年末商戦においてホリデーキット発売等、第4四半期単独での黒字化を目指す動きがあるようだ。
下記の商品はネット通販だと完売しており人気がある模様?
・ジュリークの2023年クリスマスコフレ(アドベントカレンダー)
海外事業はリスクオフの動きとして外部環境を踏まえ、店舗効率を重視し中国大陸における出店計画見直しを年間出店計画数25店から10店前後に変するようだ。
育成ブランドとしてTHREEは中国市場での顧客接点を拡大し、リニューアルしたバランシングシリーズを投入しスキンケアでのブランド認知を向上させる狙いもあるようだ。
9つのブランドバランス
各ブランドの売上構成比は基幹ブランドのPOLAとORBISで84%を占める、海外ブランドのJurliqueは6%、新規育成ブランドの6ブランド※は10%となっていて守りながらも攻めを感じるポートフォリオになっている。
※株式会社ACROが展開
また2023年3月に提供を開始したPOLA Premium Passの動向もきになるところ。
ご購入前のお客にも新たな体験を届けるサービスとしてどう売上に転換していくのか?今後もポーラ・オルビスホールディングスに注目していきたい。