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今話題の美容業界のIRを解説するシリーズ。
先日、資生堂の2023年 第3四半期累計実績(1-9月)および通期見通しが公開された。
エステサロンは勿論、ヘアサロンでも化粧品の物販などがデフォルトになりつつあるなかで、化粧品の国内シェア第1位であり、世界シェアでは第5位となっている資生堂の動向はきになるところです。
今回発表されたIRを3分で読めるかたちでまとめました。
目次
通期予測が大幅下方修正
売上高予測は前期比‐8.2%
経常益予測は前期比‐46%
最終益予測が前期比で-47%
大幅な減益予測が発表された。
減益理由は一過性?
決算には中国動向による影響がポイントとなってるようです。
特に下記の2点が大きく影響。
・トラベルリテール(主に免税店)を中心とした処理水放出後の日本製品買い控え
・中国KOLライブストリーミングの停止による売上の横ばい
中国のトラベルリテールの低調に加え日本インバウンドも成長が鈍化したことが要因のようだ。
それに加え新商品のプロモーション取りやめ等も起きた。
一過性に感じる内容ではあるが規模が大きいのでもとの市場に回復するのに時間がかかるのでは?という印象もうける。
買い控え動向は今後も注視していきたいところだ。
その他の地域では成長拡大中
マイナスな話だけでなく米州は「Drunk Elephant」及びEコマース共に成長及び市場拡大しており、ロシアを除く欧州でも 「NARS」「Drunk Elephant」「narciso rodriguez」が力強い成長をみせている。
また国内も中・高価格帯の成長継続により全体でもシェア拡大中のようです。
引き続き同じ美容業界で働く身として世界に挑戦する企業を陰ながら応援していけたらと思います。
↓参考資料↓
資生堂決算説明資料 第3四半期(2023年1月1日~9月30日)