サロンで仕事をしているみなさんは、サロン経営と自分の健康(健康経営)について考えたことありますか?とっても大事なことではあるのですが、何をどう実践すれば良いのでしょうか?
今回は元スポーツ選手が健康×サロンをテーマに質問形式で語ってくれました!

つい先日まで競歩の選手として実業団で活躍していたOさん。

リラクサロン・整体院(施術院)にして欲しいことや、スポーツ選手だった彼女だから言えること、業務の効率アップや自分の生活習慣を豊かにする秘訣が満載でした!

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Q.選手時代、リラク・整体院に通っていましたか?

定期的に通うようにしていました。競歩の選手だったのですが私の場合、少なくても月に2~3日、多いときには週に2日程通っていることもありました。

強豪校やプロチームになればチーム専属でトレーナーがいる事もありますが、一般的なチームや個人で活動している選手は身体のメンテナンスをリラクゼーションや整体院、鍼灸治療院等にお願いすることが殆どです。

Q.主にどういった症状で来院していましたか?

試合前のコンディション調整、試合後の疲労抜きが多かったです。“怪我をしてから”というよりは“怪我をしない為に”という目的がありました。

継続的なトレーニングが必要となるスポーツ選手にとって、怪我で長期間思うようなトレーニングが出来ないことが致命的となります。

私は痛みを感じると「疲労骨折」と診断されることが多かったので、そうなれば効果を得られる治療が限られてしまいます。

その為、骨に負担がかかるほどの疲労を溜めないよう、大きな負荷のかかるトレーニング後や試合後に必ずと言っていいほどマッサージを受けるようにしていました。

Q.通う店舗を決めるポイントは?

定期的に通う施術院に関しては、正直なところ「徒歩・自転車・電車で通いやすい」ことや「リーズナブル」なことが大きなポイントになっていました。

もちろん、好みの指圧であったり、自宅にはない超音波治療器などがあることも選ぶ条件になっていましたが、前述したように週に数回通うと出費も馬鹿になりません。

稼ぎのない学生選手にとっては余計負担になってきます。ここぞ!という時は、近さ、価格云々よりも効果を重視しますが“定期的”ということを考えるとやはり放っておけないポイントになります。

Q.リラク・整体院にお願いしたいことはありますか?

“スポーツ選手”として同じ店舗に通院する場合は普段のコンディションを把握しておいてもらいたいという願いはありました。

もちろん施術院側は、多くのお客様を抱えているわけですから容易なことではないと思っています。

でも選手は「ここが痛いけど、どこに原因があるのか分からない」と思った際に、普段のコンディションを把握してくれている施術院から「ここの筋肉がいつもより張っているからケアしてね」とアドバイスをもらえることが大変貴重になります。

私も学生時代は自宅付近で3店舗ほど通うところを決め、3~4年同じ先生に診て頂き、アドバイスを頂いていました。

何人か先生が在籍している施術院では、毎回担当の先生が替わるよりも同じ方に診て頂けたほうが安心できていました。

Q.怪我をしないための工夫はしていましたか?

自宅でのセルフマッサージ、ストレッチ、弱点箇所の筋力トレーニングは欠かさず取り組んでいました。

マッサージやストレッチに関しては施術院でアドバイスして頂いたことがベースになっていました。

マッサージやストレッチを“自己流”で行う選手が多くいますが、正しい知識に基づいて行った方がその効果は格段に上がります。

身体の歪みを指摘されたときには、それを補うための筋力トレーニングも行っていたので、施術院でのアドバイスがトレーニングにおいても、とても大切になっていました。

Q.日頃行っているセルフケアはありますか?

マッサージやストレッチ以外のところで言うと、現役時代から引退後も習慣になっているのはお風呂は必ず“湯船に浸かる”ことです。

現役時代は足の血行を良くする為に交代浴(温かい湯船に浸かることと冷水のシャワーで足を冷やすことを繰り返す)を積極的に取り入れていました。

また、学生時代ですと90分の講義を連続で受けた後にすぐ練習!ということが多かったので、足が浮腫まないよう、授業中机の下で少し足を浮かせて足首を伸ばしたり反らしたり、クルクル回すのが癖になっていました。デスクワークをしている今も無意識でしてしまいますね(笑)

座りっぱなしのスタッフさんでも簡単にできるので、少しのスキマ時間にピッタリのストレッチです!

立っている時にはバランスよく立つことを心がけいます。もともと、片方の足に体重をかけて立つ癖があったのですが、それも原因となって腰を痛めてしまいました。

その後はなるべく両脚にバランスよく体重をかけて立つ様心がけています。長時間立っているときなどは・・・これも癖かもしれませんが段差を見つけるとついついふくらはぎを伸ばしてますね。

段差から片方の足を半分出して踵を下げ、ふくらはぎを伸ばすイメージです。

意外と凝り固まった筋肉が伸びて気持ち良いです!受付やレジ前で立っていることが多い方は、ちょっとした段差で試してみてください。

それから、猫背にも気をつけています。猫背は身体の歪みだけでなく、印象の悪さにも繋がってしまうので、座っている時や歩く時も含め、出来るだけ背筋は伸ばしています。

Q.やる気や集中力を上げる方法などありますか?

睡眠は最低でも7時間とるようにしていました。朝練習が5時からであれば22時には布団に入ると決めて、夜は逆算して生活していました。

眠気や疲労感が残っていてはトレーニング以外でも集中力にも欠けますし、集中が欠ければ怪我にも繋がります。

それから、適度なリフレッシュ日を作っていました。毎日張り詰めた生活をしていると心が疲れてやる気も削がれてしまいます。

だから完全休養日には自分の好きなように1日過ごしていました。私の場合はお買い物をして、流行のお店に普段我慢しているスイーツを食べに行くことが至福の時間でした(笑)でも、それがモチベーションに繋がり「よし、また明日から頑張るぞ!」という気持ちになっていました。

デスクワークになった今でも同じように休みの日は好きなことだけをして過ごしています。

自分なりのリフレッシュ方法を見つけることは仕事への集中やモチベーションに繋げる為に、どの職業の方も共通して大切なことだと思いますし、スタッフひとりひとりのモチベーションが上がることでサロン全体のモチベーションも上がりますよね。

スポーツも仕事もチームワークはとても大事です。サロン全体の空気が変われば結果も変わってくるのではないでしょうか?

Q.食に関して気にしていることはありましたか?

声を大にして伝えたいのが食べることは大切ということです。

体重制限が厳しいスポーツでは食の指導が厳しいチームも中にはあると思います。特に成長期の女子の選手は自分の身体の変化に戸惑うことも多くなります。

たった0.1kgの増減で一喜一憂し体重計の数字に縛られた生活をしている選手も少なくありません。でも適度な量を食べて健康な身体をつくることはスポーツ選手だけではなく、サロンワークをされている方にも共通して大切なことだと思います。

私も一時期は体重の増加に悩み、夜はサラダしか食べないような時期もありました。でも過度な糖質制限などは集中力の低下やイライラにも繋がってしまいます。

結局、睡眠時間は確保しているのに頭がボーっとする、思うように力が出ない、動けないから体重も減らず結局食事を摂らない、という悪循環になっていました。

お客様を相手にお仕事されている方の中には予約の状況によって決まった時間に食事が摂れないという方も多いようですが・・・仕事の間に摂る軽食の中身を見直すだけでも健康や集中力に繋がると思います!

そして、身体はもちろん、心の栄養のためにも自分の生活スタイル、種目性に合った食事量を知り、楽しく食事をすることが何よりも大切なことだと思います。

まとめ

いかがでしょうか?簡単にできるストレッチ、是非試してみてくださいね。
そして、家でできるむくみ対策の方法はこちら

健康について、分かってはいるけど、なかなか自分やスタッフの健康まで考えるのは難しい……と思う方は多いかと思いますが、スタッフひとりひとりの意識を変えることも経営の一つです。

スポーツと同じで、サロン経営も団体戦です。売上に関係ないように見えて、実はすごく密接に繋がっています。

今後、サロンのための健康経営=健康サロン経営のセミナーなど定期的に実施していく予定です。健康サロン経営についてをご覧ください!