甘皮処理をしなければ指先はきれいに保てない!?

甘皮とは、爪の根元にある、爪と皮膚の間にある皮のことを言います。爪は皮膚が角質化してできたもので、甘皮は爪の角質ともいえる部分です。適切なケアを行って健康的で美しい爪を目指しましょう。

甘皮処理をすることでネイルの仕上げを綺麗に見せたり、もちが良くなったりするため、ネイルの施術前にも行われます。

なぜ甘皮処理が必要なのか

甘皮は爪ができる部分の根元の爪半月を保護し、爪と皮膚の間から細菌が入り込まないようにする役割もあり、キューティクルとも呼ばれます。

甘皮の下にはルーズスキンと呼ばれる薄い皮が爪を覆っています。甘皮が必要以上あると、本来爪に必要な水分まで奪ってしまうため爪の乾燥につながり、爪が割れたり、二枚爪、ささくれの原因となります。

爪をきれいに保つには、定期的に正しく甘皮処理を行うことが大切です。甘皮処理をすることで、爪の成長を促したり、凹凸をなくしたりする効果があります。

定期的に処理を続けることで、甘皮の量が適度になり、見た目はよりきれいになります。また、甘皮処理をしただけで満足するのではなく、甘皮処理後のオイルやハンドマッサージも忘れずに行うようにすると、さらにきれいな指先へ近付くことができるでしょう。

甘皮の生え方も個人差や、指によって違ってきます。左右のバランスが悪かったり、甘皮の範囲が広かったりと様々です。爪が小さいと感じている人は、甘皮処理をすることで爪を大きくきれいに見せることができます。

サロンでの甘皮処理の方法

甘皮処理は自宅でも簡単にできるため、自分で道具をそろえてお手入れをしている方も少なくありません。

しかし、甘皮処理は正しく丁寧に行うことが絶対です。方法が間違っていたり、雑に行ってしまうと、自爪や爪の生え際の皮膚を傷つけてしまったり、そこから細菌が入り膿んでしまうということもあります。安全にきれいを保つため、サロンへ通うことをおすすめします。

サロンで行う甘皮処理は、まずは甘皮部分にキューティクルリムーバーを塗ります。その後、40度程度のお湯に10分から15分程度キューティクルリムーバーを塗った箇所をひたします。

その後、キューティクルプッシャーやウッドスティックなどで甘皮を円を描くようにおしあげ、甘皮の浮いた余分な箇所をニッパーという、ハサミのような細かい皮を切り取る器具を使用し、切り取ります。一般的な施術時間は40分前後です。

ニッパーを使用しての甘皮処理は、慣れていないと爪との境目の皮膚まで挟んでしまったりと危険もありますので、自己処理をする場合には使用はさけたほうが良いでしょう。

サロンでの甘皮処理メニューについて

甘皮は処理をして取り除いても、すぐに新しく生えてきてしまいます。そのため定期的なお手入れが必要で、甘皮処理は10日~2週間ごとに行うのが理想的です。

甘皮処理は、ネイルの施術前には必ずと言っていい程、一般的に行われています。店舗によっては、他のメニュー有りきで甘皮処理は比較的簡単に済ませてしまうところもあります。通常1,000円程度から施術できますが、店舗によっては5,000円程度かかります。

甘皮処理のメニューに、ファイリング(爪の形を整える)や表面磨き、ハンドマッサージなどのメニューがセットになっていたりすると、値段も少し上がります。サロンで施術を受ける時には、どこまでがメニュー内のサービスなのかを事前に確認しておきましょう。

指先の悩みが甘皮処理で解決!

甘皮処理は、指先をきれいにするためケアです。ネイルを行う方はもちろん、ネイルをしない方も、甘皮処理をするだけで指先をきれいに、かつ、清潔に保つことができます。

爪が割れやすい、ささくれができやすいなどの悩みがある方は、甘皮が原因の可能性があります。甘皮処理をして指先ケアをすることで、お手入れの行き届いたきれいな指先へ改善することができるかもしれません。是非一度、試してみてください。

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