整体院のIMIZU SHISEI REFORM(射水姿勢リフォーム整体)の代表で、エステサロン向けに大人気の『関節エステセミナー』を開催する講師 射水 徹さん。

エステサロン業界の新基準を広めるため、自らの技術を伝授し続けています。

あるスタイルを確立するまでには、人生を変える師との出会いや多くの挫折や困難があったそうです。
失敗をしたものにだけ見える世界とは?それを辿る足跡(ストーリー)がありました。

IMIZU SHISEI REFORM
(整体院1店舗経営)

名前 射水 徹
役職 院長

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経歴について 

Q.この業界に入る事になったキッカケや経歴をお聞かせください!

A.大学が日本大学の体育学科ということもあり、解剖生理学やスポーツ医学に触れる機会があり、興味を持ちました。

当時、就職したくないという気持ちがあったのも事実で、自分の将来を真剣に考え始めたのは、卒業間近でした。

一度はある企業にお世話になろうと決めたのですが、葛藤の中、ご迷惑を承知で辞退することに決め、カイロプラクティックの学校へ通い始めたことが、いまに繋がっております。

開業できたのはカイロプラクティックの学校で出会った、「人生の師」からの影響が大きいです。

当時60歳だった師が当たり前のように、「早く開業しろよ。この仕事は自分でやらなきゃ、しょーがねーだろ」と、いつも私の背中を押してくれたのです。

師はカイロプラクティックの同期生でもあったわけですが、もともとは料理人で、スタッフを何人も抱えて成功してこられた方でした。
身体を壊したことをきっかけに、料理の世界を去ったのです。

そんな師は、学生でありながらさっさと開業し、さっさと院を軌道に乗せておりました。
師を間近で見てきたことで、自分も近く開業することが大前提に変わっていました。

誰と過ごすかで人生は180度違う方向へ進むものだと、師から学びました。

苦労・困難について

Q.これまでで、辛かった事や大変だった事はどんな事ですか?

A.いま現在、私は1時間3人の施術をしております。
おひとり5,400円を頂き施術しているのですが、この「時間を売るのではなく、感動を売るスタイルの確立」ができるまでが、とにかく大変でした。

2007年にカイロプラクティック院を開業しましたが、当時はまだクーポン雑誌に頼っての集客がメインでした。

ギリギリのところでやり繰りできましたが、クーポンでの安売りに加え、施術時間も現在の倍くらいかかっていましたから、心身の疲弊が酷かったです。

院を休む勇気もなく、無休で仕事をしておりました。

「短時間集中の施術で結果を残す。」 そのために、とにかく勉強の毎日でした。

現在の1時間3人施術のスタイルを確立できるまでの過程において、「昔はもっと長く施術してくれたのに」と言って離れていくお客様もいました。

そう思わせてしまったのは、私の実力不足があったわけです。

辛かったですが、離れていったお客様から多くを学ばせて頂き、今があります。
当時のお客様にも、心から感謝しております。
身体の変化を促し、感動をお客様に届けるスタイルの確立ができるまで、本当に苦労しましたね。

成功への転機やキッカケは?

Q.人生や経営で転機となったキッカケについて、お聞かせください!

A.私にはこの12年師事している先生がおります。
PCC治療家塾を主宰しております花谷博幸先生から治療院経営の細部から、治療術までを学ばせて頂き、現在に至っております。

2014年に花谷先生の立ち上げた業界活性プロジェクトに参加したことが、現在の関節エステプロフェッショナルアカデミーというスクールを主宰するきっかけとなっております。

ただそこに至るには、大きな挫折もありました。 プロジェクトを途中で落第したのです。

自分の考えの甘さを痛感し、悔しさでプロジェクトメンバーの前で号泣したことを今でも鮮明に覚えています。

大人になり、あんなに泣いたのは後にも先にも、あの時だけです。

「成功への転機やきっかけ」と聞かれ、偉そうなことはとても言えませんが、失敗から諦めずに、もう一度立ち上がったことでしょうか。ありきたりですが。 

もう一度続けようと思えたのは、プロジェクトの失敗が悔しかったからです。 失敗が転機です。

転機は、失敗をバネにした者だけに訪れるものなのかもしれません。

スタッフ教育で大事にしていることは?

Q.人材育成や従業員についての考え方をお聞かせください!

A.当院には開業以来、常に女性スタッフが在籍しております。
私が心がけていることは、仕事を自分で抱え込まず、スタッフにどんどん流し任せていくことです。

たとえば施術に関しても、こちらからの指導は定期的にあるのですが、任せた後の過度の干渉は致しません。

任せるとは信頼であり、「ちゃんとやっているかな?どうかな?」と詮索はしません。

ミーティングは徹底しておりますが、あとはスタッフから質問が来るまでは基本は任せております。

スクールの方も、セミナーを丸々ひとつ任せています。

もちろん、その場に私はいません。
信頼して任せ切ることが、スタッフが飛躍していく上で大切なことだと理解しております。

また、私が出ているセミナーに一緒に連れていくことも多々あります。

先日もスタッフにセミナーをプレゼントしました。 スタッフに外部での学習機会をプレゼントし、ミーティング時に学んできたことを院内でシェアしてもらうこともしております。

今後について

Q.今後のご自身のビジョンなどはどの様に考えていますか?

A.現在治療院のみならず、エステティシャン向けにも美脚施術のセミナーを開催しております。
毎月、たくさんのエステティシャンからお悩みを聞きます。

「長時間の安売り施術で、身体が疲れて辛いです。」 「今は勤務しているのですが、売上ノルマもあり、プレッシャーで仕事が嫌いになりそうです。」 夢をもって業界に入っても、続けることができなくなるエステティシャンは多いのです。

私の目標は身体を癒す仕事の楽しみを、もう一度彼女たちに再認識してもらうことです。

私は治療家ですが、身体を癒すという点においてエステティシャンも同じです。

当院スタッフは今まで女性施術者ばかりです。 開業当初からエステティシャンの方もおりました。 エステティシャンの彼女も、私の教える骨格ベースの施術を行い、お客様に喜んで頂いておりました。

エステティシャンだから腰痛は診られない。ということはないのです。

私の治療コンセプトは、「『時間』ではなく『感動』を届けよう」です。

長時間の安売り施術で疲弊してしまうのは、当然です。

エステティシャンご自身が、施術を提供する楽しみ、施術の本質が抜けてしまっているからです。

「時間より感動を届けるための施術をエステ業界の新基準にしよう。」 現在の私の目標です。

「お客様から、エステでここまでみてもらえたのははじめてで感動しましたと、お声を頂けるようになりました。」

「いつものエステをする前に、先生から教えて頂いた通りにやったら、なんでこんなに一瞬で身体が変わるの?とビックリして頂けました。」

こんな声を受講生から頂けるようになってきました。

これからも現状のエステスタイルに悩む方々の力になっていくことが、私の役割です。