トレンドのY2Kがネイルにも♡　Z世代注目の「スワールネイル」とは？

トレンドに敏感なZ世代が心ときめかせているY2Kネイル。ちょっぴり懐かしさを感じるファッションアイテムや配色が再注目されている今だからこそ、指先にもレトロ感を取り入れたいですよね。そんなときにぴったりなのが「スワールネイル」。「スワールって何？」と思った方必見！　元ネイリストが話題のスワールネイルを徹底解説します。

近頃SNS界隈で騒がれるようになった「Y2K」という単語。皆さん、何のことを指しているのかご存じでしたか？　実はこれ、「Year 2000」の短縮形。Kは「1㎞」や「1㎏」といった形で使われる「1000」を意味する表記です。その名の通り2000年頃に流行ったアイテムやスタイルが、10～20代で構成されるZ世代を中心にリバイバルブームを巻き起こしています。

2000年前後と言えば「ゴシップガール」や「キューティー・ブロンド」、「ミーン・ガールズ」等、海外映像作品のキュートでパワフルな登場人物たちがファッションアイコンになっていた時代。多用されるネオンカラー、キラキラの素材、大胆なデザイン……ともすれば「派手派手しい」なんて印象を持たれそうなスタイルを堂々と貫き通すハッピーな姿が、2022年においても若者たちの心を掴んで離さないようです。

とはいえ2000年代の流行をそっくりそのまま取り入れるのはナンセンス。時代に合った新しいポイントをミックスしつつ、「モダンY2K」を楽しむことをおすすめします。キーワードは「ヘルシー」「ジェンダーレス」「ポジティブ」。自分を見せることを恐れず、おしゃれを通して個性を発信していきましょう。

2000年代に流行したスワールデザイン。「ぐるぐる回る」「跳ね回る」といった意味の英単語で、デザインの世界ではコーヒーにミルクを注ぎ入れたときのような「渦巻き模様」を指します。マーブル模様と近しい部分がありますが、比較的大きい模様でカラー同士の境目が割とはっきりしているのがスワールデザインの特徴です。

スワールデザインをネイルに落とし込むと幾重にも重なった曲線がそれぞれのカラーで表現され、カラフルで楽しい指先に。Y2Kファッションを楽しむZ世代にはたまらないレトロデザインです。

ポップな印象のスワールネイルですが、配色によってはシックで落ち着いた雰囲気に仕上げることも可能。「華やかすぎるのはちょっと……」という大人の女性も実は挑戦しやすいデザインなのです。

今回は元ネイリストが選ぶ、おすすめスワールネイル5選をご紹介します！

Y2Kスタイルをとことん追求したい方には王道スワールをおすすめします。パキッとしたマゼンタピンクにとろみのある水色やオレンジをあわせることで色調の差がはっきりとし、さらにレトロっぽく仕上がります。

原色×とろみカラーは空白を残さず爪全体に色をのせることで、より個性を主張できるデザインに。いつもと一味違う、エネルギッシュな自分に出会うことができるかも……！？

「ポップすぎる仕上がりはちょっと……」という方にはミルキーカラーがおすすめ。細めのウェーブを描き、あえて余白を多めに残すことでエレガントに仕上がります。ベースはクリアでももちろんOKですが、自身の肌色に近いヌーディーカラーを塗ることで指を長く美しく見せる効果が得られます。

アクセントでゴールドやシルバーのラメラインを入れてあげると全体が引き締まり、甘すぎない大人の女性にふさわしい指先に。

マットな表面に水滴を模したジェルを垂らす、まるで水風船のようなこちらのデザイン。1年に一度のお祭りに心躍らせた子ども時代……そんなノスタルジックな思い出に浸ることができます。爪ごとにカラーを変えることでよりキュートに、より水風船っぽく仕上がりますよ。

ホワイト一色のスワールネイルなら結婚式やイベントのときにもOK。変形フレンチのようなこちらのデザインは、爪の上半分でだけホワイトカラーが水面のように渦巻いています。下半分に余白が残ることで抜け感が生まれ、今っぽいデザインに。まさに「モダンY2K」スタイルです。

ブラウン系のカラーを濃淡バラバラに配置することで、カップの中のコーヒーを思わせるデザインに。ミルクを注いだときのようなくるくると渦巻く様子が心をほっとさせてくれます。派手な色味は避けたいけれどレトロっぽさは残したい方にピッタリのスワールネイルです。

いかがだったでしょうか？　渦巻きを意味するスワールネイル。Y2Kスタイルを楽しむためには欠かせないネイルデザインです。カラーチョイスによって思い切りポップに仕上げたり、ワントーンでシックな印象にまとめたり……さまざまな雰囲気に寄せることが可能。Z世代からリアルY2Kを経験した大人女子まで幅広い層におすすめ。お気に入りの色使いやデザインをチェックして、ぜひ自分の指先で楽しんでみてくださいね。