1店舗目の開業から7年間でシカゴ店(アメリカ)含め8店舗展開するeyelash salon MANHATTAN(アイラッシュサロン マンハッタン)のオーナー垣内 綾子さん。

彼女が何故、全くの異業種から美容サロン経営をする事になったのか。

どの様にして、ざわちんなど美容のプロでもある芸能人がこぞって通い詰めるサロンにまでなったのか。単身で渡ったアメリカでのエピソードからサロン開業までの足跡(ストーリー)など様々な視点で「サロン経営」を語ってくれました。

株式会社 ARCH (アイラッシュサロン8店舗経営)

名前 垣内 綾子
役職 オーナー

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経歴

Q.この業界に入る事になったキッカケや経歴をお聞かせください!

A.昔から「美容サロンを経営したい」という事ではなかったんですね。

どのタイミングで「サロン経営」をはじめたかと言うとサロン勤務などの経験もない30歳の時ですかねぇ・・・当時は歌手活動をしている傍らで、今では上場企業となった某営業会社にて営業をしていたんですよ(笑)

「組織」というものに興味があり学びたいという気持ちもあって勤務しましたが、人と話して商品の魅力を伝える仕事も楽しかったですし、何と言ってもお給料が良かったので・・・(笑)

そんな中、27歳の時に「このままではいけない!何かを変えたい」と思うようになり、ピンと「海外に留学する!」とふと思いました。私は思い立ったら即行動するため、すぐにVISAをとって、その4ヶ月後には貯金を握りしめ単身でニューヨークに渡ったんです!

“何か自分が本気で本当にやりたいことを見つけたい”という漠然な目標だけを掲げていました。

そこでは「まつ毛エクステ」にたどり着く明確な要因があった訳ではないのですが、アメリカでもまつエクはちょうど流行ってたんです。技術もまだまだな状態で、説明するのは難しいのですが・・・私の中で何かこう“ピンときた”んですよね!

“あ!マツエクだ!小さな目元でここまで人を幸せにできるお仕事はない”と思ったんです!

実は中学時代に過度な円形脱毛症になって、美容とは無縁だと思って生きていた私でしたが高校に入り、毛も生え出した頃に友達からマスカラをプレゼントされた事があったんですね。それを付けた時に心が弾んで、とても嬉しかったのを今でも覚えています。

それから目元どころか私の世界観や人生まで左右するという出来事もあり、「目元」という事に関しては潜在的に意識があったんだと思います。

「1本のマスカラで人生が変わった。」

大げさかもしれないですが、この経験が私を美容サロンの経営へと動かす原動力になった事は間違いないと思っています。

海外で目元を診断中

苦労・困難について

Q.これまでで、辛かった事や大変だった事はどんな事ですか?

A.私ってこう見えて凄く落ち込みやすいんですよ。

だから何か辛い事や大変な事があったら自分がもの凄く落ち込むことも想像つくんですね。なので、そういった事態に対してのリスクヘッジは他の方々より凄く気を使っていると思います。それが功を奏しているのか、辛かった事も大変だった事もとんでもなく大きな問題っていうのは、正直あまり無いと思うんですよね。

いくつか挙げるとしたら・・・

店舗を増やすタイミングですね!

店舗が増えるとどうしても全てを完璧に管理するのって、難しいですよね。私もそこには頭を悩ませた事がありましたね。

おかげ様でサロン経営も順調だったので、店舗展開も7年間で海外含め8店舗まで増やす事が出来ました。けれど、広げるという事はお客様も従業員も関わる人の数が増えるので、常に順風満帆だったという訳ではなかったですね。

人事や従業員教育、マネージメントや本部機能など、現状の経営体制になるまではそれなりに苦労した事もありました。

人事評価制度の説明会

経営するうえでの信念は?

Q.どの様にして大変な状況を打開してきたのですか?

A.組織が大きくなるにつれて人事やマネージメントに関してはそう簡単にはいかなかったですね。

ただ、そんな困難を乗り切れたのは大手企業などでも導入実績のある人事評価制度を導入した辺りから変わりましたね。その評価制度自体が良かったというよりは、これを導入する事で従業員の身が引き締まりました。

オーナー主観だった評価や給料規定などがしっかりと一定の基準に定める事が出来たので、当然従業員の不満も軽減され、従業員みんなが結果や評価を真摯に受け止めて改善や成長をしてくれる様になりましたね。

こういった事もあってマネージャーレベルの従業員を育てる事ができたからこそ、今こうして多店舗展開しても各店舗が安定した経営状況を保てていると思います。

社員研修

スタッフ教育で大事にしていることは?

Q.人材育成や従業員についての考え方をお聞かせください!

A.従業員はもちろん施術者(職人)なんですが、私はただの施術者として、毎日売上だけを追い続ける人にはなって欲しくないんですね。

業種が業種なので女性が活躍する事の多い世界です。また、目元に対しての施術を長時間同じ姿勢で行う仕事です。体力や精神的な事、結婚や出産など色々な理由から、将来的に施術が自分では出来なくなる状況がいつか来ると思うんです。

その時に「施術できなくなったからもう終わり」とかそういう事じゃなくて、例え施術者や美容サロンじゃなくても、立場や環境が変わってもどんな所でも活躍できる「人」になって欲しいです。そしてそれはきっとその人の人生の選択肢を増やしてあげる事でもあると思っています。

美容業界は閉鎖的な業界ともよく言われますし、一般企業では当たり前の常識でも、この業界の人だとそれを知らないという人も多くいらっしゃると思います。

少なくともうちの従業員には一般企業で当たり前の常識はしっかりと知っていてもらいたいし、美容業界でも一般企業と同じ様な条件で年齢や役職に見合ったお給料を支払いたいんですね。

美容業界=低賃金 というイメージは払拭したいんです。

その為には従業員にも施術者である前に社会人だという事をしっかりと認識させます。それは採用段階からそうなんですが、「職人だから仕方ない」とか「女性だから仕方ない」という事ではなく、自分自身の成長をしっかりと考える事ができる人、会社の未熟な所を一緒に改善していくつもりで会社に関わってくれる人を採用する様にしています。

適正な評価ランクも設定してあるので、一段ずつその階段を登る事で最終的には経営戦略を学んでもらいながら独立もできる位まで育てていきたいと思っています。

 アフリカにてボランティア

今後について

Q.今後のご自身のビジョンなどはどの様に考えていますか?

A.私はまつ毛エクステで女性の目元を「綺麗」にする為に経営している訳ではないんです。綺麗になる事で人が幸せを感じる瞬間をより多く創り出す事を考えています。

私が学生時代に「1本のマスカラで人生が変わった。」様に、目元を綺麗にした事によりその人の人生が変わる位、感動を与えられると本気で思っています。

この事を広げていく事は一人では限界があります。

なので、会社という組織を作り、店舗を広げながら多くの人にその幸せを感じてもらえる環境を創り出します。より多くの人にこの事を伝えていける様に美容コラムやメディアへの露出も増やしています。最近では7月にワニブックスより『ナチュラルデカ目の作り方』や9月には主婦友さんよりムック本『eye棒』を出版しました。

このようにして多くの人達にHAPPYになるきっかけを創り出したいと思っています。

全ては「目元の変化で世界を変える」事を目的としてやっています。

その人の世界観を変える事、日本だけではなく世界の人達の幸せになるきっかけを作る事、これからもその思いを胸に様々な事にチャレンジしたいと思っています。 

福井店のスタッフ

《垣内綾子 出版書籍》

『人生が動き出す! ナチュラルデカ目の作り方 – 奥二重 一重 小さい目 たるみ目 離れた目 腫れぼったい目 – (美人開花シリーズ) 』

価格:¥1,404

『eye棒~むくみ、腫れ、一重の悩みを1日5分で解決! ~ (主婦の友生活シリーズ)』

価格:¥1,706

《Blog》

オフィシャル アメーバブログ

【目元プロデューサー 垣内綾子】

URL:https://ameblo.jp/ayacoprincess/

《Instagram》

垣内綾子   【@ayakokakiuchi】

URL:https://www.instagram.com/ayakokakiuchi/?hl=ja

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