アートメイクの失敗リスクを減らす!失敗例から学ぶリスク回避方法

アートメイクは、メイクをしなくても綺麗な眉や血色の良い唇で日常生活を送れるとてもうれしい美容技術です。ただし、アートメイクは皮膚に傷をつけて着色する施術方法のため、不安に思う人も多いのではないでしょうか。

この記事では、「アートメイクで起こる具体的な失敗例」や「リスクの回避方法」、「アートメイクを避けたほうが良い人の特徴」を徹底解説します。

アートメイクの失敗例

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アートメイクの失敗例として、主に「デザインへの不満」と外傷や肌トラブルといった「健康被害」が挙げられます。

施術を受ける前に、アートメイクではどのような失敗があるのか把握しておきましょう。
万が一失敗しても、早めに気づいて対処できる可能性があります。

アートメイクの失敗例<デザインへの不満>

アートメイクの失敗で多いのは、デザインへの不満です。
特に眉の形やリップの色は、少しの変化でも顔の印象を大きく左右します。

では、デザインの失敗例を4つご紹介します。

希望したデザインが似合わなかった

眉アートメイクの失敗で多いのは、形への不満です。
希望したデザイン通りに施術されたものの、自分に似合わなかったケースがあります。
流行のデザインを選びがちですが、自分の顔に似合うかを慎重に検討しましょう。

左右の形が非対称

眉やアイラインのアートメイクで起こる失敗は、左右で長さや太さなど形が非対称になってしまうことです。
特に眉はセルフメイクで左右対称に描くことは難しく、「左右対称で綺麗に整った眉」を求めてアートメイクを依頼する人も多くいます。

左は平行に近い緩やかなカーブの眉に対し、右側はややつり上がった角度のある眉になるなど、明らかな失敗例が見られることも。

アートメイクは、骨格に合わせて施術することから必ずしも左右対称になるとは限りません。とはいえ、施術者が未熟で経験不足だと起こりがちな失敗例として挙げられます。

変色した

眉アートメイクは、時間が経つと変色することがあります。
施術直後に大きな変化はありませんが、1年経過する頃に色味に不自然さを感じるかもしれません。変色の仕方は注入したインクの色素で異なり、黒の色素は青みがかった色、茶色は赤茶色に変色する傾向があります。

色が濃くなりすぎた

眉やリップ、アイラインに施したアートメイクが濃く残り、のっぺりとしたいかにもアートメイク」のような見た目になる可能性があります。
施術直後は色が濃く感じますが、時間の経過と共に定着し、1~2週間程度で自然な色味に落ち着きます。
しかし、思ったより色素が抜けず、濃い色味が残ったままになるケースも

アートメイクの失敗例<健康被害>

アートメイクの失敗例には、健康被害も挙げられます。
皮膚に傷をつけて施術するため、肌トラブルのリスクは避けられません。
では、具体的にどのような症状が見られるのでしょうか。

痛みや腫れが長引いた

アートメイクの施術箇所に必要以上に傷がつくと、痛みや腫れが長引き、場合によっては悪化して化膿するケースも
施術者が未熟である場合、施術箇所に針を深く刺さったり、衛生管理が甘く傷口に雑菌が入ったりといった原因が考えられます。

失敗しないためにも、実績豊富な施術者を選びたいですね!

傷痕が残った

アートメイクは皮膚に針を刺して着色します。

顔に傷をつける施術方法であるため、深く針を刺したり、何度も同じ箇所に針を刺したりと傷口が深くなることで傷跡が残る可能性があります。
アートメイクが残っていれば傷跡も目立ちませんが、色素がだんだん薄まると気になってくるかもしれません。
施術者の経験値が浅い場合や、医療機関ではないエステサロンで施術した場合に多く発生している傾向があります。

施術を依頼する際は、必ず評判の良いクリニックを選びましょう

ドライアイ

アイラインのアートメイクを失敗すると、マイボーム腺機能不全を発症し、ドライアイを引き起こす原因となりえます。

マイボーム腺とは、涙の成分になる油を排出し、目の表面を覆って涙液の蒸発を防ぐ大切な役割を担っている場所です。

粘膜にアイラインを入れるとマイボーム腺に影響し、油が減って涙の蒸発するスピードが速まることでドライアイを発症します。乾燥が原因で角膜にも傷がつく二次被害も予想されますので、アイラインのアートメイクは特に注意が必要です。

これを知っておけば安心!アートメイク失敗のリスク回避方法

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アートメイクには少なからず失敗するリスクを伴うことが分かりました。

しかし、事前にリスクを把握しておくことで、少しでも失敗するリスクに備えることが可能です。
では、アートメイクの失敗例を参考に、具体的にできるリスクからの回避方法を4つご紹介します。

①医師が常駐しているクリニックで施術を受ける

アートメイクは、皮膚に針を刺して傷口からインクを注入する医療行為です。

当然ながら、アートメイクには医師免許が必要になります。医師免許を持たないエステサロンでのアートメイクは法律違反です。
違法行為に巻き込まれるだけでなく、正しい施術が受けられず肌トラブルのリスクも伴います。

ただし、スタッフ全員が医師免許を持つ必要はありません。
医師が常駐しているクリニックであれば、看護師資格のみを持つスタッフでも施術が可能です。

アートメイクを依頼する前に、医師が在籍しているクリニックかを必ず確認しましょう。

②公式サイトや口コミで施術例が見られるクリニックを探す

アートメイクを選ぶ基準として、今までの施術例が公式サイト等で見られるクリニックがおすすめです。
自分の希望する形が依頼できるかを確認できるため、具体的なイメージをより伝えやすくなります。

また、SNSウェブサイトに掲載されている口コミ体験談も、アートメイクの失敗を回避する判断材料の一つです。
クリニックの公式サイトではメリットばかり大きく表示されていることが多く、実際に利用するとギャップが生じる可能性があります。

評価が極端に低く、不満の声が多く発生しているクリニックは避けたほうが良いでしょう。

③カウンセリングで不安に思うことを全て伝える

アートメイクの失敗を回避するには、事前にカウンセリングを受けて施術に対する不安や疑問を解消しておくと安心です。

施術の手順や注意点、デザインに関する要望を細かく確認することで自分と施術者との認識の食い違いを防げます。また、アレルギー体質や現在服用中の薬の確認はもちろん欠かせません。
カウンセリングで不安に思うことが一つでも解消できない場合、別のクリニックに変更することもリスク回避の大事な手段です。
時間をかけてでも自分の理想に寄り添ってくれるクリニックを探しましょう。

④アフターケアまで丁寧に対応してもらえるかもチェックする

アートメイクで最も重要なのは、施術後のアフターケアです。

皮膚に傷をつけ、元々体内に存在しない色素を注入するため定着するまで時間がかかります。定着期間だけでなく、肌質によっては施術後に痛みや腫れなどが発生するなどトラブルも人によって様々です。
クリニックで共通している「ワセリンをこまめに塗ってあまり触らないようにする」といった一般的なケアだけでなく、状態を見てそれぞれに合うケアを指導してくれるかも重要視しましょう。

アートメイクを受けてはいけない人の特徴

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持病や体質によってはアートメイクを受けられないことがあります。
当日の体調が悪いと、仕上がりに影響が出ることも。

<アートメイクを受けてはいけない人の特徴>
・重度の金属アレルギーのある方
・抗がん剤治療前や治療中の方
・妊娠中、妊娠の疑いがある方、授乳中の方
・以前のアートメイクの傷が塞がってない方
・心臓病・糖尿病(重度)の方
・血液の病気・感染症(B型肝炎、C型肝炎、血友病等)の方
・アトピー、ケロイド体質等の皮膚疾患がある方

事前カウンセリングの際に、施術者へ現在治療中の病気や皮膚疾患、服用中の薬など不安に思うことを全て伝えましょう。

まとめ

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アートメイクは日常に少しの余裕と自信を持たせてくれる美容医療です。

ただし、顔の皮膚に傷をつける行為は少なからずリスクを伴います。その多くは、施術者の経験不足やユーザーの知識不足、不十分なアフターケアが原因で起こる失敗です。まずはSNSやウェブサイトを通して評判の良いクリニックを複数探してみましょう。医師が常駐しているか、希望通りのデザインにできるか、丁寧なアフターケアを受けられるかが重要なポイントです。

また、施術時のご自身の体調も、施術後に発生する症状や仕上がりに大きく影響します。少しでも体調が悪いと感じたら、必ず施術者に相談しましょう

安心してアートメイクができるよう、この記事を参考に少しでも失敗するリスクに備えてみてください。

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