夏になってからだともう手遅れ?すでに忍び寄る紫外線の脅威!!
気温が上がってくると心配になるのが紫外線です。今年は新型コロナウィルスの流行もあり、不要不急の外出が減って自宅で一日を過ごすことも増えているかと思います。とはいえ、屋内にいても紫外線の脅威を忘れてはいけません。実は紫外線はガラスを通過して室内に入ってきます。外出しないときでもUVケアは必須と言えるでしょう。
まずは紫外線によってどんな悪影響があるのか、美容の観点からご紹介します。
シミ・そばかすだけじゃない!紫外線が肌に与える悪影響
紫外線ダメージといえば、真っ先に肌への影響を想像する方が多いのではないでしょうか。くすみ、ニキビ、しわ、たるみ……肌トラブルの約80%は紫外線が原因の「光老化」だと言われています。紫外線を浴びた肌は自身を守ろうと、角質を厚く硬くする性質があります。厚くなった角質はターンオーバーを乱し、さまざまな肌トラブルを引き起こすのです。
また、古い角質が溜まると化粧水や美容液が浸透しにくくなり、「いつも通りのスキンケアをしているのに肌荒れしてしまう」という悪循環に陥ってしまいます。いつものスキンケアから効果を得にくいからこそ、紫外線が強い季節はサロンでのスペシャルケアをプラスして美しい肌を保ちましょう。
夏に髪の毛がパサパサになるのは紫外線が原因!?
理想的な髪の毛と言えばサラサラの手触りに、艶々とした光沢を持っていることがポイントかと思います。そのためには髪の毛の表面を覆っているキューティクルがうろこ状に並び、きれいに閉じていることが大切です。紫外線はキューティクルにダメージを与え開かせるため、手触りを悪くしてしまいます。また髪の毛の中の水分も開いたキューティクルの隙間から抜け落ちるので、せっかくカラーリングをしても退色しやすくなったり、パーマも持ちが悪くなったりしてしまいます。
紫外線は髪をすり抜けて地肌にも届きます。頭皮にある髪の毛をつくり出す細胞「毛母細胞」に紫外線ダメージが溜まると毛根の老化が進み、細く弱い髪の毛や白髪が増えてしまいます。
体のどの部分よりも太陽に近い髪の毛だからこそ、そのダメージは絶大です。最近はUVカットスプレーなど、手軽に紫外線を予防するアイテムもありますが、セルフケアと並行してサロンでも集中ケアをすることをおすすめします。
実はこんなところにも影響が!?紫外線でまつ毛が痩せる
まつ毛の表面は、髪の毛と同じようにキューティクルで覆われています。まつ毛が無防備に紫外線を浴び続けるとキューティクルに空洞ができ、内部の水分や栄養分が外に出てしまい、乾燥状態に。今生えているまつ毛だけでなく、次に生えてくる新しいまつ毛も細く、弱い毛になる可能性があります。